日本酒の味わいと特徴を知る①!4タイプ別分類!飲みたい味の日本酒がわかる

日本酒の味わい

「日本酒の種類、スペックはわかったけど、それぞれどんな味わいと特徴があるの?」


スッキリ?淡麗?辛口?甘口?濃醇?・・・
今回は「日本酒の味わいの違い」について全2回に分けて解説していきます。


前回の記事で原料別、製法別に8つに分類した特定名称酒をご紹介しました。
コチラを読んでから入ると解りやすいです。↓

日本酒の種類

日本酒の種類、名前を知る!純米大吟醸、吟醸酒、本醸造酒の違いをわかりやすく解説!

日本酒の味わいを4タイプに分ける

まず特徴別に味わいを4つに分類していきます。
私も保有している「唎酒師」などの資格を管理している「日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)」がわかりやすくMAP化してくれたものがこちら

香味特性別4タイプ分類
出典:日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会

縦軸が香りの強弱、横軸が味の濃淡になっていて、日本酒を大まかな4タイプ(薫酒、爽酒、醇酒、熟酒)に分類しています。


10000以上の銘柄があるといわれている日本酒をここに当てはめて考えればいいんです。
タイプが分かれば自分好みの1本もきっと見つかるはず!

僕なりに4タイプ別のポイントをまとめてみました。

「香り」の薫酒
「ドライ」な爽酒
「旨味」の醇酒
「凝縮」の熟酒

薫酒(くんしゅ)

「これめっちゃフルーティー!」
そんな感想を開口一番いってしまう日本酒ありますよね。


「フルーティー」と一言でといっても、リンゴっぽさや熟れた感じのバナナ、パイナップルのようなトロピカル感。


色々あるわけですが、とりあえずフルーツを感じる香りの日本酒。
それが「薫酒」にあたるタイプです。


味わいは、軽快でスムーズな飲み口、柔らかい甘味で清涼感があるものが多いです。
が!一番の特徴あげるなら、やはり香り
です。
(近年は、甘酸っぱ系など濃醇な味わいの薫酒も多い)


香りを最大限に引き出せるので、ワイングラスで飲むのがGOOD!
日本酒を飲み慣れていない若い方や女性の方にオススメのタイプです。

・該当する主な日本酒
純米大吟醸酒
純米吟醸酒
大吟醸酒
吟醸酒

このタイプの日本酒は、造るのに高価な原料と高い技術が必要なため、高額な商品が多いのも特徴です。

爽酒(そうしゅ)

「辛口ください!」
はこの手の日本酒を求めてるはず。
(実際提供するとこれじゃないみたいな顔されるので、辛口志願者への提供はほんと難しい・・・)


日本酒の中で最も軽快でシンプルなタイプです。
淡麗辛口といわれるタイプがまさに「爽酒」にあたる日本酒です。


味わいは、「淡麗」「スッキリ」「飲みやすい」
旨味やコク、甘味成分を抑えることでドライテイストでキレ良く仕上げられているものが多い
です。

・該当する主な日本酒
本醸造酒
特別本醸造酒
普通酒

生酒

新潟県のように「淡麗辛口」をコンセプトにしている地域では、「大吟醸酒」「純米酒」などの特定名称酒を問わず、ほとんどが「爽酒」に該当することもあります。

普通酒だけで日本酒シェア67%を占めることや、昭和後期の「淡麗辛口ブーム」で一気に広まったこともあり、4タイプの中で1番多いタイプがこの「爽酒」です。


製造コストが比較的安いのでリーズナブルな商品が多いのも特徴です。

醇酒(じゅんしゅ)

日本酒

米の旨味をたっぷり味わえるのが「醇酒」です。
日本酒の中で最も濃醇なタイプで、熱燗やぬる燗などで1番力を発揮するタイプでもあります。


味わいは、米、米麹由来のふくよかな香り、旨味成分が多くコクのある味わい、厚みのある飲み口です。


このタイプの日本酒の特長はなんといっても「旨味」!
「特徴」ではなく「特長」です!


旨味やコクを味わいたいときは口径の広い酒器(平盃など)がオススメです。
なんでかというと、口内で日本酒が横に広がるので旨味、コクを感じやすいんですね。


あと、陶器などの口径が厚い酒器もオススメで、これは醇酒の厚みのある飲み口を強調することできます。


旨味がノッた日本酒と、出汁の旨味がきいた和食は、ホンッッット最高の相性です。
おでんと純米酒のぬる燗なんて飲めば、もう「ふぅぅぅ〜〜〜」てな感じで骨抜きにされます。

・該当する主な日本酒
純米酒
特別純米酒
生酛純米酒
山廃純米酒

熟酒(じゅくしゅ)

熟成により生まれた香味成分が織りなす、複雑な味わいもつタイプが「熟酒」です。


その味わいは、糖蜜類、ドライフルーツ、スパイス類など例えられる複雑かつ個性的な香り、超重厚な味わいと、トロッとした飲み口が特徴です。


また、見た目も熟成度合いにより、薄い黄色〜濃い茶色になっていることも特徴です。


この複雑な味わいを一言であらわすことは本来できないのですが、あえて言うなら「凝縮感がハンパない!」てな感じ。


さまざまある複雑な要素をビンの中にギュッと閉じ込めたような、一口飲むと他の日本酒では味わうことができないような体験が待っています。


この「複雑で凝縮感のある香り」は、冷たい温度では感じづらくなってしまうので、常温(20〜25℃)で飲むのがオススメです。


かなり個性的なので日本酒ビギナーな方には飲みづらく感じるかもしれません。

・該当する主な日本酒
古酒
熟成酒
秘蔵酒など

このタイプの日本酒も、長い熟成期間が必要で製造コストが高くなってしまいます。
そのため高額な商品が多いのも特徴です。


→次回「日本酒タイプ別の味わいと特徴を知る②!」につづく↓

日本酒の味わい

日本酒の味わいと特徴を知る②!造り、時期、搾りによる違い!飲みたい味の日本酒がわかる!

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